FAQ よくある質問

視線入力がうまくいかないときの工夫

画面に集中できない①

児童生徒が視線入力をつかった学習をするときに、なかなか画面に視線がいかないときがあります。

 

そんなときは、Bluetoothスピーカーを手でもって音を鳴らし、スピーカーをパソコン画面の上に持っていき、児童生徒の意識を画面に向ける工夫してみると、うまくいく場合があります。


画面に集中できない②

初めて児童生徒が視線入力をするときは、まだ画面に映るものが自分の視線で操作できる楽しさがまだわからない状態です。

 

ちょっと不安です。

 

ですから近くにいる担任の顔を見たりして、画面に集中できなかったりします。

 

そんなときは、パソコンの後ろ側に回って、「ここ見て」と言葉かけをすると、画面を見ることができるときがあります。


画面に集中できない③

PowerPointの自作教材で動画が見られるものであれば、1回こちらで再生して「こんなのが見れるよ。」と示すのも方法です。

 

ただし児童生徒の性格で、1回見てしまうと満足してしまう人の場合は気をつけましょう。

 

途中で止めて「続きは自分で見ようね。」作戦もありです。


ビデオを見るとき、タスクバーにあるものを見て起動させてしまう。


設定→タスクバー→

タスクバーを自動的に隠す

をオンにします。


それでも視線が画面の下に行きがちで、隠してあるタスクバーが出てしまい、ソフトを起動させてしまう場合は、

タスクバーを右クリックするとメニューが出ます。「タスクバーを固定する」のチェックをはずします。


タスクバーをドラッグして上に持っていくことができます。

生徒によっては、右や左に持っていっても効果的です。


PowerPoint教材(マウスオーバー音声再生)の音声が鳴らないときがある

マウスオーバーしてもなかなか音が鳴らないときがあります。1回鳴るとその後は大丈夫です。鳴りはじめるまでに時間がかかります。


miyasuku EyeConLTを作動させたら、最小化(-)を押して隠してしまう。

おそらくPowerPointが最前面になかったのが原因。miyasukuを隠してしまえば、PowerPointが最前面に来ます。音声が鳴るようになります。詳しくはこちら

 

セッティングがうまくいかない

セッティングがうまくいかず、視線入力を使った学習ができなかった話がありました。

職員室でセッティングをやってもらうと、なぜうまくいかなかったかわかりました。

症状その1

Tobii Eye Tracker 4Cは赤ランプがついていて、miyasukuEyeConLTでマウスボタンに赤丸がつく。しかしカーソルが動かない

原因:パソコンを起動してから、Tobii Eye Tracker 4Cを接続していた

★パソコンを起動してから、 Tobii Eye Tracker 4CをUSB端子に接続していました。

 よく見ると、タスクバーの◯◯が出るはずの位置がくるくる回っていました。

 これでさらにmiyasukuEyeConLTを起動して、マウスのスイッチをクリックして赤丸を表示できていても、実際には視線でカーソルは動きません。

対策:再起動。 マニュアル(あるいは、このサイトの載っている)通りの順でセッティングする。

◯再起動して、パソコンがTobii Eye Tracker 4Cを認識するようにすると、直りました。

症状その2

iPadモニターセットで画面が固まる

原因:Bluetoothスピーカーを使っていなかった

iPadモニターセットは、USB端子2か所に接続します。バッテリーをつかいます。さらに本体のスピーカーを鳴らすとパソコンに負担がかかります。意外と教室では、ボリュームを上げるためなおさらです。そうすると、PowerPoint自作教材は、動画を埋め込んだりしています。動きがカクカクになって固まってしまったりします。

対策1:Bluetoothスピーカーを使う

対策2:PowerPoint自作教材は動画を埋め込まず、ハイパーリンクにする