視線入力機器と就学奨励費ICT機器加算・補装具費支援制度

高等部1年で担任していたDさんは、授業で視線入力機器が必要でした。この感じで進めてみました。

おそらく一例であって、他の人にはあてはまらないですが、参考にしてください。

 

大事なのは、学校(担任)が、「生徒にとって最も合った製品」を明確に示し、「家庭で迷わず期日までに購入」できるように導くことです。

補装具費支援制度(市町村)

はじめOrihime Eye導入を考えました。そして分身ロボットOrihime(レンタル)も導入することで、訪問教育の授業で、中学部まで一緒に過ごした同級生がいる教室との遠隔教育ができます。

 

Orihime Eye 45万円と、視線入力機器+パソコンスタンドパソッテル=約53万円

市役所福祉課で補装具支援制度を使わせてもらえれば、1割負担。5万円程度でこのシステムが導入できます。

 

Dさんは会話ができます。残念です。この制度は利用できません。

 

しかし、市役所福祉課の対応として、

視線入力以外の機器、

パソコンスタンドパソッテル、ワンキーマウス、クリップアーム棒スイッチ、スイッチインターフェイス、ケーブルで10万円までの支援はしてもらえることになりました。

マインクラフト Windows10版(プログラミング学習用)は却下でした。

就学奨励費ICT機器加算

◎学校としては「個別の指導計画」に授業で使用することを明記することが必要です。

◎またそのことを高等部学部会にかけ、承認を得て、所定の書類を事務部に提出します。

 

提出しに行ったら・・・!!

新入学なので

今年度だけさらに、新入学のお金が57,400円出るそうです。

しかも6月いっぱいまでに購入(6/30までの日付の領収書が必要)すること。

買えるものは、授業で使うものであれば、OK。

 

視線入力装置Tobbi Eye Tracker 4C、miyasuku EyeConLT(今だったら2が出ている)、

miyasuku keyboard、マインクラフトJava版(視線入力学習用)を購入。

(TobIiとマインクラフトはAmazonで簡単です。miyasukuは買い方が難しいので担任が購入手順の説明書を作り、買ってもらいました。)

  

書類に買ったものを記入し、領収書をつけて提出しました。

miyasukuは、領収書に手数料が2,000円近くかかるので、事務と相談して別の方法で「購入した証拠の書類」(銀行の振り込みの半券、miyasuku ホームページの価格表)を作って添付しました。

就学奨励費でパソコンを

就学奨励費とICT加算(5万円)で、今年度は82,370円使えるそうです。

ノートパソコンを購入することにしました。

超過した分は家庭負担となります。

視線入力ができるスペックのノートパソコンを探し、

デルコンピュータで10万円程度のものを購入しました。

デルコンピュータは、割引クーポンがついていて、表示よりも安く購入できました。